英語カウンセリングルーム

英会話学習での、様々な疑問、質問にお答えします。

英会話カウンセリング116-120

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(Q116)get homeとgo homeの違いと使い方を教えてください。
岐阜県・ふうさん)

 

 

英会話カウンセリング116
「家に向かう」と「家に着く」の違いです。

get home / go homeのいずれも「(自分の)家に帰る、帰宅する」という意味です。ここでのhomeは「家に、家へ」という意味の副詞です。getは「着く」、goは「行く」を表すことから、get homeは「家に着く」ことを、go homeは「家に行く、向かう」ことを意識した表現であるといえます。そのため、get homeは、I just got home.(今帰りました)、I got home around 7.(7時ごろ帰宅した)、What time do you need to get home by?(何時までに家に帰らないといけないの?)など、通常、時間に関する語句を伴います。一方go homeは、Let’s go home now.(そろそろ帰ろう)、I want to go home.(家に帰りたい)、I’ll go home by taxi.(タクシーで帰ろうっと)など、帰る行為そのものや手段について用いるのが一般的です。


ちなみに、come homeも「帰宅する」を表します。これは、I came home early today.(今日は早く帰ってきた)、My husband came home drunk.(夫が酔って帰ってきた)のように、家にいる話者が自分や家族の帰宅について述べるときに用いる他、家にいる家族に出先から電話やメールなどで、I’m coming (back) home around 6.(6時ごろ帰るよ)などと伝えるときに用います。このように、話者が聞き手のところへ行くときはgoではなくcomeを用いる点に注意しましょう。


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(Q117)英会話で、You know と actuallyの使い方を教えて
you knowの使い方を教えてください。
また、文頭でactuallyと言っているのをよく耳にします。
カジュアルな日本語だと、どんな訳がよいのでしょうか? 
actuallyのほかに、1単語で言える副詞についても教えてください。
(海外・metroさん)

 

 

英会話カウンセリング117
英語会話で、you knowは使う位置によって意味が異なります。
actuallyは相手が驚いたり困惑したりするかもしれないことを述べるときの前置きとして使います

you knowは使う位置によって意味が異なります。
話題を変えるときに文頭で使うと、「そういえば~のことだけど」という前置きになります。
You know Ken? He's getting married.(そういえばケンって結婚するんだよ)という具合です。
適切な言葉がパッと出てこないときに、(Well,) you know , と言えば、「ええと」や「それであのう」というニュアンスになります。
また、相手も知っているであろう事柄について文中や文末で用いると、「ほら、例のあれですよ」というニュアンスに。
I went to the cafe, you know, the one you recommended. (カフェに行ったよ、ほら、君が勧めてくれたあの[カフェ])という感じです。

また、I need to go now. I have to pick up my son, you know. と文末で用いると、「~ですからね」と相手に思い出させるニュアンスが加わります。
全体で、「もう行かないと! 息子のお迎えがありますからね」という意味です。
いずれも、you knowには漠然としたニュアンスしかなく、言葉のクッション的に使われることが多いので、ネイティブの使い方によく注意して感覚をつかむのが一番です。

もう1つのご質問、英語の、actuallyは「実はね」や「それがね」「ところがなんと」という意味で、相手が驚いたり困惑したりするかもしれないことを述べるときの前置きとして使います。
A: How's your work?(仕事はどう?)B: Actually, I quit.(実は辞めたんだ)のように使います。
1単語で言える副詞はほかに、basically(基本的に、要するに、そもそも)、frankly(正直言って)、obviously(どう見ても、言うまでもなく)、apparently([[実際はともかく]見たところは)、seriously(まじめな話だけど)などがあります。
一緒に覚えておきましょう。

 


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(Q118)今、留学中です。新しく覚えた単語や表現をホストファミリーに言おうと思うのですが、なかなか口から出てきません。どうすればサッと言えるようになりますか。
(海外・e-chanさん)

 

 

 

英会話カウンセリング118
日頃からの練習が大切です。間違いを恐れない勇気を持ちましょう。

私も留学していたころ、言いたいことをその場で英語にできず、もどかしい思いをした経験が多々あります。新しい表現を見聞きして、「へぇ、こう言うんだぁ」で終わったのでは、覚えた気になっただけで頭に定着しません。習った表現を使いこなせるようにするには、練習と意識付け、積極的に使う姿勢が必要です。何度も声に出したり紙に書いたりして練習し、いつでもサッと口をついて出てくるよう頭の中にスタンバイさせておく。そして、使えるタイミングを狙って(あるいは自ら機会をつくって)、積極的に英語を発信する。こうした地道な努力で覚えた表現は確実なボキャブラリーとして蓄積されていきます。

どうしても覚えられない場合はメモ帳に書き留めておいて、必要なときに見ながら言ってもOKです。また、間違いを恐れない勇気も大切です。正確な表現でなくても学校の先生やホストファミリーの方は言いたいことを理解しようとしてくれるはずですし、間違えると脳が意識するようになるため、むしろ間違えて覚えるくらいでよいのです。キチンと覚えているかどうか時々セルフチェックしたり、シミュレーションをして独り言のようにつぶやいたりするのもGood。最初は意識して使っていた表現も、そのうち無意識に口をついて出てくるようになります。とにかく、受信した知識を発信する機会を多く持つようにしましょう。

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(Q119)My favorite ~.の文の作り方について質問です。「私の一番好きな動物は犬です」と言いたい場合、My favorite animal is a dog.で良いですか? a dogだと「1匹の犬」となって変な気がするのですが……。dogsだと主語と動詞が単数なので無理ですよね?
滋賀県・アニーさん)

 

 

英会話カウンセリング119
いくつか言い方がありますので、内容を理解して覚えましょう。

はい、My favorite animal is a dog. は正しい文です。口語では、My favorite animals are dogs. と複数形にするのが自然です。私たち日本人の感覚からすると、犬という「1種類の動物」を指しているのでanimalを単数にし、犬はプードル、チワワ、柴犬など「複数種」いるのでdogsと複数にして、My favorite animal is dogs.(×)としたくなりますが、おっしゃるとおり、これだと主語と補語の単複が呼応しません。かといって、a dogだと1匹の犬を指しているような感じがして違和感があるでしょう。しかし、このa dogは1匹というより、犬を「1種類(の動物)」と見た言い方なので、My favorite animal is a dog. は文法的にOKです。そうはいっても、a dogだと(プードルなど)1種類の犬をイメージしているような響きを持ちかねないという理由から、My favorite animals are dogs.と複数形にするネイティブスピーカーが多いようです(My favorite animal is the dog.と言い方もあります。the dogはall dogsを指すため、My favorite animals are dogs.と同じ意味ですが、かたい表現なので日常的にはあまり使われません)。さらにいうと、Dogs are my favorite animals.と表すのがより自然だと考える人がいることも一緒に覚えておきましょう。

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(Q120)「いっぱいいっぱい」という表現はどう言えばいいですか? 例えば、「~はどうだった?」と聞かれて「○○するのにいっぱいいっぱいで、そこまで考える余裕がなかった」などの意味です。「精いっぱい」が近いかと思いますが、「いっぱいいっぱい」の場合は「精いっぱい」と違ってポジティブな意味合いではないので抵抗があります。
(神奈川県・しまうさん)

 

 

 

英会話カウンセリング120
いっぱいいっぱい」の意味によって英語表現を使い分けましょう。

ご質問のような状況での「いっぱいいっぱい」は「~が自分のでき得る限度だった」という意味なので、<All I could do was+(to)動詞の原形.>と表すのがよいでしょう。直訳は「私にできるすべてのことは~だった」ですが、これで「~することしかできなかった」という意味になります。
例えば、著名人の握手会でガチガチになってしまい、「笑顔を保つのにいっぱいいっぱいで話をする余裕などなかった」という状況なら、All I could do was keep smiling. I was so nervous that I couldn't talk to him [her].とします。

また、<I was too busy+動詞のing形.>で「いっぱいいっぱい」のニュアンスを出すこともできます。例えば、英文音読テストの出来栄えを聞かれて、「読み間違えないようにするのにいっぱいいっぱいで、発音や抑揚に気を付ける余裕などなかった」なら、I was too busy paying attention to reading it properly. I didn't have time to worry about pronunciation or intonation.とします。

(時間的・経済的に)~する余裕がなかった」という場合は、<I couldn't afford to+動詞の原形.>と表現します。一緒に覚えておきましょう。

 

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